小谷戸では

東京の里山ではゴールデンウィーク半ばにもなるとサラサヤンマをはじめ、初夏を最盛期とするトンボの羽化が始まり、
春の代表種であるシオヤトンボやクロスジギンヤンマは殻だけが残され、すでに羽化は終期と言った様子。

何とかゴールデンウィーク中にシオヤトンボやクロスジギンヤンマの羽化撮影がしたい。
そう思い、今までの経験と運を味方につけて、タイムラグのある林に囲まれた小さな谷戸に急いだ。

すると...

クロスジギンヤンマ ♂（羽化）


シオヤトンボ ♀（羽化）

ミゾソバの葉裏でひっそりと羽化をおこなっていた春の代表種であるシオヤトンボ。

コサナエ ♀（羽化）

水面ギリギリで羽化をおこなうコサナエ。
真横から撮影するにはどっぷりと入水しなくてはならなく、波立たせないようにと極めて慎重なアプローチが必要不可欠となる。
コサナエだけでは無く、なるべく他の生物にもダメージを与えない様に、入水時、出水時のアプローチは１ヶ所に限定するといった自然界への配慮も心がけたい。

運よくも三種揃っての羽化を撮影する事ができ、Sさんも大満足のご様子で何より。

※Sさんへ、半日で5種類にも及ぶトンボの羽化撮影をご堪能されたので、今回は高額なガイド料になりますが後ほどご請求いたします。。。（ウソ）

全てD800E+AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

撮影日：5月3日

撮影地：東京都多摩西部