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Channel: 東京昆虫記
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蝉しぐれ

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お盆休みを迎えたのと同時に台風11号の到来。その台風11号を引きずるかのように今ひとつパッとしない気難しい空模様が続く東京。

東京港野鳥公園 (イソシギ橋上から品川方面)

D700+Cosina Carl Zeiss Distagon T* 2.8/21 ZF.2

昨日、一昨日と、ようやく天気が回復したのを見計らいトンボ観察を試みた。
早朝はマルタンヤンマ、午後からコシボソヤンマの産卵を狙ったものの、お盆休み以前までダラダラと続いた猛暑のせいか、出現が少なく残念ながら成果なし。。。

このお盆休みはトンボ以外の昆虫にカメラを向ける機会が多く、特にその中でも真夏の風物詩として最も身近な昆虫であるセミの観察を楽しんだ。
特に区沿岸部ではセミの多産地域であると感じるほど、ニイニイゼミ、アブラゼミ、ミンミンゼミ、クマゼミ、ツクツクボウシの5種の観察、撮影が充分に楽しめる。

出現する順でUPしていきます。まずはニイニイゼミから。

ニイニイゼミ ♂

D700+Cosina Carl Zeiss Distagon T* 2.8/21 ZF.2+SB-700
早ければ6月下旬から音を耳にし、他のセミよりいち早く出現。
小型で樹皮に擬態したまだら模様の翅と後胸部背中中央にあるWの文字に見える模様を持つのが特徴的。
体色には個体差があり、それを見比べるのも楽しく、オスは鳴いている最中、上下左右に歩行移動してメスを探す面白い習性を見せることもある。

ニイニイゼミとアブラゼミ

D700+AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED+SB-700
両種が並んで静止しているところを撮影に成功。アブラゼミよりも擬態上手だ。
わかりにくいかもしれないがニイニイゼミの頭部と翅に見えるオレンジ色の粒は節足動物に寄生するタカラダニ。

アブラゼミに続く...

撮影日:8月9日、13日

撮影地:東京都沿岸部

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