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Channel: 東京昆虫記
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タイムラグ

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クロスジギンヤンマ ♂(羽化後)

D700+Cosina Carl Zeiss Distagon T* 2.8/21 ZF.2
周辺の環境色と見事に同化した姿が実に素晴らしい時。
いつもならゴールデンウィーク前半に羽化の撮影を済ませ、この時期はすでに成熟した個体の活動が各水域でみられているが、
東西南北に枝分かれした谷戸にある各ため池では、陽当たりの良い池から羽化がスタートする傾向にある。
このクロスジギンヤンマを撮影した池は最も陽当たりの悪い最奥部のため池。同じ谷戸でも手前と最奥部ではおよそ二週間ものタイムラグがあるようだ。

クロスジギンヤンマ ♀(羽化後)

D700+AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
こちらはコサナエの羽化撮影目的で同日に別の谷戸に訪れた時に見つけた個体。
羽化殻に掴まりながらも体色はクロスジギンヤンマらしくなっていた時。

コサナエの羽化殻

D700+AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
ここのコサナエも他の生息池より遅れて羽化がみられる場所。
そのタイムラグを測ってドンピシャであろうと訪れてみたものの無数に羽化殻のみが残され、その数からみて2日前あたりに終了した様子であった。

間に合わなかった種はまた来年に楽しむとしたい。

撮影日:5月10日

撮影地:秘密の谷戸

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