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Channel: 東京昆虫記
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初冬の光景

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この時期になると決まって陽当たりの良い4号観察小屋に集まるカマキリたち。

ハラビロカマキリ ♀

D700+COSINA Carl Zeiss Distagon T* 2.8/21 ZF.2 陽射しが出るのを待ちわび柱にジッとして動かず。

コカマキリ ♀

D700+COSINA Carl Zeiss Distagon T* 2.8/21 ZF.2
‘‘コゲカマキリ’’いやいやコカマキリも同じく隣りの柱でジッとしていた。産卵管を下げ、卵を産みたそうな様子にもみえる。
毎年11月に入ると各種ともにオスの姿は殆ど見かけなくなり、産卵を控えたメスのみが息を繋いでいるといった様子。
しかし、そのメスたちよりも目立っているのが世代交代の証である卵鞘。

コカマキリとハラビロカマキリの卵鞘

D80+Sigma 15mm F2.8 EX DG Diagonal Fisheye
それなりの場所を探せばこの通り。産卵場所として人工建造物を好む傾向にある両種。気まぐれなのか、それとも意識をしているのか定かではないが、鳥などの捕食者に見つかりにい上、人が行き来する直ぐ脇を産卵場所として選択するタイプと、そうでないタイプとがいる。そういった観点から見てもカマキリは非常に面白い昆虫である。

ハラビロカマキリの卵鞘

D300S+AF-S DX Micro NIKKOR 40mm f/2.8G
比較に最適な卵鞘を発見。どちらもハラビロカマキリの卵鞘ではあるが、大小の個体差は除いて下の卵鞘は緑色をしている。それは何故か?下の卵鞘は産みつけられてから時間の経過が少ないもの。数日たてば上の卵鞘と同じように変色するのである。今はもうすでに上の卵鞘と同じような色に変色しているであろうか?次の週末に確かめるとしよう。

撮影日:11月9日

撮影地:都立東京港野鳥公園

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