春の畑で

かなりフライングな出現であったアオスジアゲハを皮切りに身近で見ることのできる春のチョウを楽しもうとクマさんの畑へと訪れた。

モンシロチョウ

D700+AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

冬場におとずれた際にサナギを探したものの全く見つける事が出来なかったので、クマさんに幼虫を徹底駆除されてしまったものと思っていたが、こうして新成虫の出現時期に訪れるとたくさん飛んでいる姿を見られる。いったい何処に隠れて蛹化していたのだろうか。
近所の公園や空き地にある僅かな草地環境でも見られ、誰もが知るもっとも身近な昆虫類の代表種であるモンシロチョウ。しかし、春いち早く出現した個体を観察するとなると、今時期の公園や空き地では吸蜜植物があまりないことから観察は難しく、幼虫の食草となる菜の花、ダイコン、キャベツといった農作物が通年栽培されている畑に行くと観察することが可能だ。

モンシロチョウ（交尾個体）

D80+Sigma 15mm F2.8 EX DG Diagonal Fisheye
すでに交尾や産卵といった繁殖行動も見られ畑はモンシロチョウで賑わいを見せていた。こういった畑から分散した個体が都心部の公園や空き地などに飛来する日も近い。

撮影日：３月２０日

撮影地：区内 臨海地区 クマさんの畑