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Channel: 東京昆虫記
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草地の新生幼虫

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ホソミオツネントンボを観察した後、次第に風が強まってきたところで切り上げ、渋滞に時間をとられながらも自宅に戻り、
娘を誘ってそろそろ出ているはずのキリギリス科の新生幼虫を探しに草地へと向かった。

D700+COSINA Carl Zeiss Distagon T* 2.8/21 ZF.2
到着早々、ユキヤナギにやってきていたルリシジミを見つけたようで、しばらく待ち伏せ。
しかし、残念ながら何処かへと行ってしまい戻らず。

ルリシジミは諦めてキリギリスの幼虫探しを楽しむことにした。
目線を下に向け、草地をゆっくりと進みながら飛び出してくるものに眼を見張る。すると...

ヤブキリ(幼虫)

D300S+AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

キリギリス(幼虫)

D300S+AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
新生幼虫の登場である。

ヤブキリやキリギリスに混じって、この時期には珍しいバッタの幼虫も飛び出した。
オンブバッタ(幼虫)

D300S+AF-S DX Micro NIKKOR 40mm f/2.8G
静止している植物はドクダミの新葉。それとマッチした体色が美しい。
オンブバッタと言えは、ヤブキリやキリギリスが成虫になる6月下旬ごろから若齢幼虫が出現のはず。
まだ3ヶ月も先で今とその頃は気候も異なるのにこの子はだいぶフライング。それとも新種!な訳無いか。
成虫は暖冬であれば年越し個体も見られるほどタフなバッタである。

バッタ繋がりで種類は異なるものの、多摩川の土手で確認している年越しのトノサマバッタやホシササキリサを見ても、
他の昆虫よりも発生時期がアバウトなのであろうか。
こうした時期外れに登場する個体に出会うと驚かされるが、またそれも新鮮で楽しい。

撮影日:3月29日

撮影地:臨海地区

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