アジアイトトンボ
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Nikon D300S+AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
大きさは15mm前後。特徴的な斑紋は無く全体的に黒褐色、又は茶褐色。しっぽの部分になる尾鰓(びさい)は先が尖る剣型。枯れたヨシやガマ等の抽水植物に擬態しながら生活。
3月下旬から未成熟の成虫を見かける年もあるので、そろそろ羽化のチェックをしに訪れたい。
クロイトトンボ
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Nikon D300S+AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
アジアイトトンボよりもひと回り大きく20mm前後。綺麗な斑紋を持つ。年2化とされているが春型が目立つように感じる。羽化のシーズンはアジアイトトンボよりも少し遅れて4月下旬頃。
アジアイトトンボ
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Nikon D300S+AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
イトトンボ科のヤゴの特徴はなんと言っても三股に分かれたしっぽのような尾鰓(びさい)。尾鰓は水中にある酸素を体内に取り入れる役割と、左右に振って泳ぐ為のヒレの役割と、背後から敵に捕食された時に取れるトカゲのしっぽのような役割を持つ。
イトトンボ科のヤゴは撮影目的としての取り扱いには注意が必要で、複数で飼育すると尾鰓を仲間に捕食され欠損する場合が多いので、採集した段階で尾鰓のチェックを行い、持ち帰ったら即日撮影するか、後ほどの場合は個別に飼育する必要がある。特にアジアイトトンボとホソミイトトンボは尾鰓の欠損が著しく、複数の飼育環境では充分にエサを与えていても欠損は防げない。
尾鰓が欠損した例(アジアイトトンボ)
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Nikon D300S+AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
他のヤゴよりも良く動き回るので撮影には苦労する。撮影用のトレイに一滴垂らせばヤゴを死なせる事なく一時的におとなしくさせる事が叶う麻酔薬があったら最高。なんて思ったが、苦労して撮れた一枚があるからこそ、それがまた楽しい。
生息環境の一例
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Nikon D810+AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED+C-PLフィルター
両種とも平野部から底山地の池、河川のワンド等に生息。産卵は水生植物を利用し、ガマ、ヨシ等の抽水植物のみの水辺環境にはアジアイトトンボとアオモンイトトンボが多く、浮葉、浮遊植物が見られる水辺環境にはクロイトトンボ属、ベニイトトンボ、キイトトンボがより好む。イトトンボの観察をこなして行くうちに、水生植物と深い関わり合いがある事を知り、水辺に生える水生植物の種類にも興味が湧いた。この池では初夏までにアジア、クロイト、アオモンの順で発生する。しかし、何故か3月の調査ではアオモンのヤゴが捕れない。亜終齢あたりまで成長している気がするけれど...
撮影用に持ち帰ったイトトンボのヤゴの飼育セット
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Nikon D300S+AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
イトトンボのヤゴは水草とセット。アカムシもよく食べる。水草はこの環境だと2週間程で枯れてしまうが、撮影用の一時的飼育なので2週間もあれば充分。また、経験上ケースの壁を登って羽化する事も可能。しかし、爪の掛が不安定になりやすく羽化中に落下する可能性があるので注意が必要。

Nikon D300S+AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
大きさは15mm前後。特徴的な斑紋は無く全体的に黒褐色、又は茶褐色。しっぽの部分になる尾鰓(びさい)は先が尖る剣型。枯れたヨシやガマ等の抽水植物に擬態しながら生活。
3月下旬から未成熟の成虫を見かける年もあるので、そろそろ羽化のチェックをしに訪れたい。
クロイトトンボ

Nikon D300S+AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
アジアイトトンボよりもひと回り大きく20mm前後。綺麗な斑紋を持つ。年2化とされているが春型が目立つように感じる。羽化のシーズンはアジアイトトンボよりも少し遅れて4月下旬頃。
アジアイトトンボ

Nikon D300S+AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
イトトンボ科のヤゴの特徴はなんと言っても三股に分かれたしっぽのような尾鰓(びさい)。尾鰓は水中にある酸素を体内に取り入れる役割と、左右に振って泳ぐ為のヒレの役割と、背後から敵に捕食された時に取れるトカゲのしっぽのような役割を持つ。
イトトンボ科のヤゴは撮影目的としての取り扱いには注意が必要で、複数で飼育すると尾鰓を仲間に捕食され欠損する場合が多いので、採集した段階で尾鰓のチェックを行い、持ち帰ったら即日撮影するか、後ほどの場合は個別に飼育する必要がある。特にアジアイトトンボとホソミイトトンボは尾鰓の欠損が著しく、複数の飼育環境では充分にエサを与えていても欠損は防げない。
尾鰓が欠損した例(アジアイトトンボ)

Nikon D300S+AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
他のヤゴよりも良く動き回るので撮影には苦労する。撮影用のトレイに一滴垂らせばヤゴを死なせる事なく一時的におとなしくさせる事が叶う麻酔薬があったら最高。なんて思ったが、苦労して撮れた一枚があるからこそ、それがまた楽しい。
生息環境の一例

Nikon D810+AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED+C-PLフィルター
両種とも平野部から底山地の池、河川のワンド等に生息。産卵は水生植物を利用し、ガマ、ヨシ等の抽水植物のみの水辺環境にはアジアイトトンボとアオモンイトトンボが多く、浮葉、浮遊植物が見られる水辺環境にはクロイトトンボ属、ベニイトトンボ、キイトトンボがより好む。イトトンボの観察をこなして行くうちに、水生植物と深い関わり合いがある事を知り、水辺に生える水生植物の種類にも興味が湧いた。この池では初夏までにアジア、クロイト、アオモンの順で発生する。しかし、何故か3月の調査ではアオモンのヤゴが捕れない。亜終齢あたりまで成長している気がするけれど...
撮影用に持ち帰ったイトトンボのヤゴの飼育セット

Nikon D300S+AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
イトトンボのヤゴは水草とセット。アカムシもよく食べる。水草はこの環境だと2週間程で枯れてしまうが、撮影用の一時的飼育なので2週間もあれば充分。また、経験上ケースの壁を登って羽化する事も可能。しかし、爪の掛が不安定になりやすく羽化中に落下する可能性があるので注意が必要。