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Channel: 東京昆虫記
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自然池のヤゴ調べ

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この土曜日はヤゴ調べを予定していたので決行。しかし、寒すぎて小一時間で底冷え...

Nikon D810+AF-S Nikkor 20mm f/1.8G ED+ZX C-PL
その場で撮影する予定だったが寒さに挫け、今回は持ち帰って撮影しノーダメージで翌朝にリリース。

アジアイトトンボ(左)とクロイトトンボ(右)

アジアイトトンボは目立つ斑紋が少なく、クロイトトンボは透けていて尾鰓の斑紋が目立つ。
クロイトと近縁種のムスジ、セスジ、オオイトはここに同分布していない為、比較できないのが残念。

アジアイトトンボ(終齢)

茶褐色の個体は枯れたヨシに擬態している。イトトンボのヤゴのエサはミジンコかボウフラ。
釣具店で販売されている赤虫は大きすぎるのでシオカラトンボやヤンマのヤゴのエサに良い。
飼育時での注意は小さなヤゴと大きなヤゴは共食いを避けるため別々にしておく事。

アジアイトトンボ(終齢)

体色が黒いからクロイトトンボかと思ってしまい紛らわしいけれどこちらもアジアイトトンボのヤゴ。
イトトンボのヤゴは水生植物にしがみついて生活をしているので、それがないと落ち着かず、低水温に変えてもよく動き回るので撮影がしづらい。

シオカラトンボ(左)とショウジョウトンボ(右)

色々組み合わせを変えながら撮影を楽しむ。

ショウジョウトンボとチョウトンボ(中央)

同じ水辺に棲むヤゴでも浅い水深や抽水植物を好んだりと、種類によって棲家の違いを知ることもヤゴ調べの楽しみと目的のひとつ。今回は例年よりもクロイトトンボが少なくアジアイトトンボが多めで、アオモンイトトンボとヤンマのヤゴは採れず終い。3月は各種のヤゴ調べを楽しみたい。

ヤゴは全てD300S+AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED

撮影日:3月2日

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