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Channel: 東京昆虫記
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逆光がいい

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お盆休みにより上京したK君を誘って、早朝からトンボフィールドに向かった。
まだ継続中にあるホソミオツネントンボとオツネントンボの羽化を狙って生息する水辺に入ってみた。

ホソミオツネントンボの羽化を撮影するK君

羽化するトンボの位置に合わせてカメラポジションを確保。四つん這いスタイルでカメラを構えている肘は底にしっかりと固定して、ブレを防ぎながらシャッターを切る。この体勢だとウェーダーを着ていても下半身まで水が染みている状態。でも、ちょうど朝日が差し込み、逆光でいかにも羽化らしい雰囲気の描写を狙っているところなので躊躇はない。

羽化を始めた個体を見つけたので撮影に取り掛かった。

ホソミオツネントンボ ♂(羽化)


ホソミオツネントンボ ♂(羽化後)

翅と腹部が伸びてまだ腹部が透けている自分が一番好きなステージの時に、タイミング悪く雲が出てきてしまい、残念ながら背景のキラキラ感が弱くなってしまった。

オツネントンボ ♂(羽化)

ホソミオツネントンボよりもオツネントンボの方が、ヤゴは一回り大きく尾鰓も大きい。

オツネントンボ ♂(羽化後)

やはり羽化の撮影は順光より逆光がいい。上手く説明できないけれど、被写体を綺麗に撮るだけでは無く、その時の状況を見て、光の様子や光を利用した雰囲気作りもまた、写真撮影の楽しさに面白さだと思う。ウェーダーを履いていても意味が無く、びしょ濡れなのはいつもの事。
あっという間に午前中の羽化の部終了。午後はそうだな、ヤブ行こうか...

全てNikon D800E+AI AF-S Micro-Nikkor 60mm f/2.8D

撮影日:8月11日

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