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Channel: 東京昆虫記
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強い陽射しを感じて

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雲間から真夏らしい強い陽射しが出始めると気温は一気に上昇。それとともにオナガサナエのホバリングタイムは終了。産卵に入るメスの撮影は次回に持ち越して、別のトンボの様子をみに川中から河川敷の草地へと移動した。草地を静かに歩きながら探索していと、お目当ての黄色いトンボが僕の気配に気づいてパッと飛び出した。

ミヤマアカネ ♀(未成熟)

前後翅の縁紋内側に褐色の太い帯条班を魅せるアカトンボの仲間。飛び上がり次に止まるまでにみせる、長くも短くもあるホバリングが飛翔撮影のチャンス。

ミヤマアカネ ♂(未成熟)

暑い陽射しを感じた時、ぐいっと尻を天空に上げ、避暑のポーズを披露。
個体数は少なめな様子であったが、今年も健在でなにより。東京都では多摩川中流域とその支流や陽当たりが良く開けた場所にある細流、用水路などの水深が浅く砂や砂利底の緩やかな流水域で観察する事ができる種類。未成熟、成熟ともに生息水域から大きく移動する習性はなく、発生水域周辺の草地などで生活をしている。

全てD700+AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

撮影日:8月3日

撮影地:東京都多摩川水系中流域

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