ゆっくり近づく春

緊急事態宣言により公園に訪れる人出を減らす為との事で、先月末から突然、各都立公園の駐車場が閉鎖。ラストスパートと言う事らしく、その影響でマイフィールドとしている場所に制限がかかってしまった為、この土日は一箇所のフィールドに腰を据えて、いつもより念入りに虫探しを楽しんでみた。すると...

オオカマキリの卵鞘

D810+AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
やけに今シーズンは少ないなと思っていたけれど、うっかり見逃していただけで、久しぶりにダブルで産みつけられた卵鞘を発見。ただ、以前から思っていたのがここのオオカマキリの卵鞘は形がいまいち悪い気がしている。区部の自然環境にありがちな、狭い閉鎖域の環境の中で、他所から移入してきた個体との交配が少ない中での、世代交代を繰り返している事が原因なのかも知れないと思う。

ツマグロオオヨコバイ

D810+AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
グミの葉上にバナナムシを発見。カメラを向けると越冬から覚めたばかりで恥ずかしいから撮らないで！と言っているかの様な仕草を見せてくれた。

ルリシジミ

Nikon D810+AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G ED
正午頃から晴れ間が出て気温が急上昇。すると、突然、越冬明けのキタテハやキタキチョウが出現。そんな中、夢中でカメラを向けたのは新生虫のルリシジミ。２月２１日に初観してから２週間が経過していたので、そろそろ個体数が増えて撮り時かと思っていたところ。今回は吸水や鳥の糞を吸う活動が見られ接写を楽しませてくれた。

撮影日：３月６日