フィールドを巡っている最中、暑く感じられるほどに気温が上昇。この陽気ならまだアキアカネが観られるかもしれないと思い水辺へと向かい探してみた。すると、敏感で撮影までには至らなかったものの1オス確認する事ができた。来週までいてくれる事に願いを込めてふたたび移動。次に訪れたのは樹木の多い公園。先日、日光浴をするハラビロカマキリをいくつか見つけた場所。暖かいので絶対に出てるハズと陽当たりの良い場所にある樹木をチェックしていく。すると...
ハラビロカマキリ ♀
![]()
樹木にべったりと張り付いたように日光浴をする姿。同じ様な個体が他にも数頭確認。そのうちのクスノキにいた1頭がなにやらモゾモゾと産卵菅を樹皮に押し付ける仕草をみせていた。これは間違いなく産卵する。このチャンスを逃すまいと張り込み開始。刺激を与えないように遠方から様子を伺っていると午後3時を過ぎたところでようやく産卵開始。寒くなってきたのと手持ち撮影では難しい時間帯に突入すると判断し、車にアウターと三脚を取りに向かい撮影開始。
ハラビロカマキリ ♀(産卵)
![]()
なにも日没近くからせずに暖かい日中にすればいいのに…と産卵個体に遭遇するたびに思うのだが、このハラビロカマキリを含めカマキリは日没後から夜間にかけて産卵している事が多い。これは鳥などの外敵に狙われる危険を避けるため、目立たない時間帯を選ぶという習性があるようだ。そして、この写真の個体のようにエサもいなくなる12月まで息を繋いでいる個体は、冷え込みの厳しい朝晩は動くことができず、日中の暖かい陽射しをたっぷりと浴びて体力を蓄えたのち、産卵に至っていると考えられる。12月を過ぎてから産卵している個体を観察したのは今回が始めて。寒さのあまり最後まで見届ける事ができず途中で撤収。その後、無事に卵を産み終えているかが気になるので、近いうちに訪れてみる事にしよう。
全てD80+Sigma 15mm F2.8 EX DG Diagonal Fisheye
撮影日:12月16日
撮影地:東京都区内
ハラビロカマキリ ♀

樹木にべったりと張り付いたように日光浴をする姿。同じ様な個体が他にも数頭確認。そのうちのクスノキにいた1頭がなにやらモゾモゾと産卵菅を樹皮に押し付ける仕草をみせていた。これは間違いなく産卵する。このチャンスを逃すまいと張り込み開始。刺激を与えないように遠方から様子を伺っていると午後3時を過ぎたところでようやく産卵開始。寒くなってきたのと手持ち撮影では難しい時間帯に突入すると判断し、車にアウターと三脚を取りに向かい撮影開始。
ハラビロカマキリ ♀(産卵)

なにも日没近くからせずに暖かい日中にすればいいのに…と産卵個体に遭遇するたびに思うのだが、このハラビロカマキリを含めカマキリは日没後から夜間にかけて産卵している事が多い。これは鳥などの外敵に狙われる危険を避けるため、目立たない時間帯を選ぶという習性があるようだ。そして、この写真の個体のようにエサもいなくなる12月まで息を繋いでいる個体は、冷え込みの厳しい朝晩は動くことができず、日中の暖かい陽射しをたっぷりと浴びて体力を蓄えたのち、産卵に至っていると考えられる。12月を過ぎてから産卵している個体を観察したのは今回が始めて。寒さのあまり最後まで見届ける事ができず途中で撤収。その後、無事に卵を産み終えているかが気になるので、近いうちに訪れてみる事にしよう。
全てD80+Sigma 15mm F2.8 EX DG Diagonal Fisheye
撮影日:12月16日
撮影地:東京都区内