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Channel: 東京昆虫記
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猛暑日の清流で

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清涼感を求めて湿地から再び清流に戻り、群れを成すハグロトンボにカメラを向けた。

ハグロトンボの群れ

真夏の多摩川水系では至るところに見られ、個体数が非常に多い普通種。ただ、普通種だからとは言え警戒心の強さは桁外れ。特に交尾や産卵時は至近距離での撮影は難しく感じている。

ハグロトンボ(産卵)

一度、警戒されてしまうと、なかなか産卵に入ってはくれない中、この個体は嬉しくもオープンエリアでの産卵を見せてくれた。産卵植物は流れに揺らぐツルヨシの匍匐茎から出た水中根。
今まで真剣にハグロトンボの生態観察をしていなかった事もあり、今回は交尾のタイミングを逃してしまった。既に翅が欠損している個体も見られていたので、本種の観察は8月上旬が良さそう。
必ず至近距離に近寄れる時があるはずなので、観察時間を増やして熟知を楽しみたい。

全てNikon D810+Ai AF-S Nikkor 300mm f/4D IF-ED

撮影日:8月20日

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